抗がん剤

今日は川嶋朗先生のメルマガの引用です。

 

 

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【パーソナル健康学】No.724(2017.7.13)

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FROM 川嶋朗

 

 

これまで見てきたように、抗がん剤というのは

非常に使い方の難しい薬です。

 

 

血液系統のがんなどには効く可能性が大で、

リンパ腫などの腫瘍を

小さくする効果を示すこともありますが、

 

 

いわゆる固形がんだと、

抗がん剤単独での完全消失は期待できるとは言いかねます。

 

 

たとえ最初のうちは効いていても、

いつかは効かなくなることもあります。

 

ときには重篤な副作用をもたらすこともあります。

 

 

抗がん剤の是非をめぐる議論がさかんに行われるのも、

人によって評価が分かれるのも、

そのためでしょう。

 

 

抗がん剤による治療を受け入れるかどうか、

続けるかどうかは、

患者さん自身が決めるべきです。

 

 

医者からすすめられた治療内容を

そのまま受け入れるのではなく、

 

医者からしっかりと情報を引き出し、

 

「何のために治療したいのか」

「いつまで、どのように生きたいのか」

を自分の中で明確にしたうえで、

 

 

抗がん剤によって得られるかもしれない

効果とリスクを秤にかけ、判断する必要があります。

 

 

 

もし抗がん剤による治療が

自分にとって必要だと判断した場合には、

 

漢方薬などの相補・代替医療を併用することで、

副作用の辛さを緩和することも可能です。

 

 

しかし、

抗がん剤の大量療法だけはおすすめできません。

 

大量療法とは、文字通り、

通常の量では効かないと判断された

難治性がんなどに対し、

 

抗がん剤を大量に投与することです。

 

 

抗がん剤の大量療法をおすすめできない理由は

来週お伝えします。