パーソナル健康学から

 

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【パーソナル健康学】No.77 (2017.11.9)

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FROM 川嶋朗

 

 

先週、余命宣告は「残された時間」ではなく

「確実に生きられる時間」だということをお話ししました。

 

 

余命宣告があてにならない理由はもう一つあります。

 

 

医者が患者さんの余命を判断するとき、

基準とするのは、生存期間中央値です。

 

「生存期間中央値」というと、あたかも、

「その集団のすべての患者さんが亡くなるまでの期間」

の平均値のように思われますが、そうではありません。

 

 

実は、「その集団の半分の患者さんが亡くなるまでの期間」

の平均値なのです。

 

 

つまり、「膀胱がんのステージ2で、余命1年半」といわれても、

 

それは「膀胱がんがステージ2まで進行した患者さんのうち、

半分の方が亡くなるまでの期間の平均値」を基に出した数字にすぎません。

 

 

あくまでも平均値ですから、中には1年で亡くなった人も、

5年以上生きながらえた人もいるでしょう。

 

宣告された余命どおりに亡くなる人は、

ほとんどいないといっていいかもしれません。

 

 

実際私は、統合医療を行う中で、さまざまな例をみてきました。

 

 

「末期がんで余命半年」と宣告された患者さんが、

代替医療などによって自己治癒力を高めた結果、

 

10年以上生き続けたり、

がんがすっかり消えてしまったり。

 

 

西洋医学しか知らない人からすれば、

「奇跡」としか言いようがないかもしれませんが、

私はそうは思いません。

 

 

細胞は日々活発に入れ替わっているし、

人の身体には優れた遺伝子修復システムや免疫機能があります。

 

そうした身体の機能さえ整えることができれば、

治らない病気はないのではないか、という気さえします。

 

 

また医療技術は日々進歩しています。

 

もしかしたら明日にでも、

がんを根本的に治せる治療方法が見つかるかもしれません。

 

 

 ……引用ここまで

 

自分の身体を大切にして、しっかりと生きていきたいですね~