愛という名の呪詛

たとえば電車の中、

 

ベビーカーに乗った子供と若いお母さん

 

何か新しい発見があったのか、一生懸命お母さんに何かを伝えようとしている子供

でも、お母さんはスマホに夢中

 

お母さんの顔を見つめて、身体全体を使って、言葉にならない言葉を発しても、

お母さんは、うるさそうに手ではねのけるだけで、視線はスマホ。

 

 

やがてあきらめたのか、子供は静かになり、

お母さんはスマホに集中

 

 

 

この時、何が起きているのか……

 

 

子供はお母さんが大好きです

お母さんがすべてです

お母さんを愛しているし、自分のことも愛してほしい

 

 

そのお母さんが自分のことをかまってくれなくて、

スマホばかり見ていたら、子供の愛は行き場を失います

 

 

こんなに愛しているのにという思いは、呪詛となって、

お母さんに飛んでいきます。

 

 

そして呪詛は、いずれそれを発した本人にも返ってきます。

良いことはひとつもありません。

 

 

だから、子供の話は、愛をもって、きちんと聞いてあげましょう。